上海の伝統の味を継承し、守り続ける"上海味道"
年数の違いは飲みくらべてこそ、感じられるもの。酒齢違いの豪華飲みくらべ。
「熟成年数が古ければおいしい」ではなく、各年数ごとの魅力をじっくり感じてみませんか。
今回は上海唯一の黄酒酒蔵が誇る代表ブランド「石庫門」(シークーメン)で5年、12年の上海老酒入門セットです。
紹興酒の産地、紹興と近い地にありながら、独自の道を歩み生んだ、クリアで斬新な味わい。ぜひご堪能ください。
▼お酒紹介その1 石庫門5年
▼味DATA
▼仙長コメント
紹興酒特有のツン香がやや感じられながらも柔らかで丸みのある味わいで飲みやすい老酒です。ただ、飲みやすさでいえば12年には劣ります。12年と比較すると味にやや角が立っている印象で、口に広がる刺激は5年の方が強く感じられます。ただ、紹興酒ほどではないので、入門として一役買ってくれるお酒だと思います。
▼お酒紹介その2 石庫門12年
▼味DATA
▼仙長コメント
紹興酒と比較して、味わいは酸味、苦味が抑えられていてすっきりとした飲み口。ただ、さまざまな原料を使用しているため、味の広がりと深みのある風味が感じられます。大変飲みやすい味わいなので、紹興酒が苦手な方や、一般的な紹興酒に飽きた方などにおすすめです。
▼銘柄紹介 石庫門(シークーメン)
かつて築かれた租界時代の集合住宅、西洋と中華文化の融合。上海独自の個性を表現したまさに"上海味道"。
中国のみならず世界も視野に入れたその酒の造りに、上海を訪れた人たちを黄酒の世界へと誘う。
長い歴史を歩みながらも主原料、もち米の他クコや蜂蜜、干し梅などを使用するなど、新境地に至った斬新な風味の黄酒。
▼酒蔵紹介 上海金鳳酒股份有限公司(じんふぉん)
前身の上海市食品股份有限公司は1992年に株式公開し、上海証券取引所に上場。
食品を主力事業として資産規模を拡大業務品質を改善し続け、順調に成長を遂げる。
2008年には、大規模な資産再編を実施。現在の『上海金鳳酒股份有限公司』に改称され以来、同社は黄酒を主力事業とする上場企業となった。
「石庫門」「和酒」の2大ブランドを掲げ、20種の系列商品、60種もの商品を生み出している。上海唯一の黄酒メーカーとして、業界をけん引する存在に。